みんなのお寺

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京都の東本願寺まで行ってきました。

改修されてきれいになった阿弥陀堂と、親鸞聖人の像が祀られる御影堂をお参りさせていただきました。

阿弥陀堂から御影堂までの渡り廊下に、「多くの門徒さまのご寄付のもとに再建されました。」というプレートがありました。真宗大谷派のご門徒みんなのお寺という意識が強いのでしょう。

 

大源寺のほうでは、16年前に皆さまのご寄付をいただいて大修復しましたが、「皆さまのおかげで」という言葉は数えるほどしかありませんでした。きれいになった本堂を、皆さまのお役に立てることはありませんでした。

 

東本願寺に隣接するしんらん交流館で、「お寺の本堂葬儀」の講義を受けました。仏さまの安心の空間である本堂で、最期のお弔いをすることができれば、より信仰を深めていくことができることです。

手間を惜しまなければ、普及させていくことができるのでしょうが、片手間ではいかない努力が必要となります。長期的な視野のもと、「みんなのお寺」というところにたどり着くことができればと考えております。

 

東本願寺の門の屋根に、鳥が止まっていました。多くの観光客が足を止めて「鳳凰だ」と感嘆の声をあげておられました。極楽浄土や阿弥陀さまは自分自身の心の中におられるという「己心の弥陀、唯心の浄土」という言葉を思い出しておりました。

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