住職になって以来、お葬式や追善法要の場でお経を読むという役割しか担ってきませんでした。あらためて歴史をひも解いていくと、本来のお寺の役割は「いまを生きる人の集い場」であるのです。当寺では、明治時代は寺子屋があり、昭和時代は遊技場として子女育成の場でありました。そういう歴史を振り返り、今後は「ご縁作りの場」という役割を担い「いまを生きる我々の未来への架け橋」となるために活動していきます。
大源寺の創建は定かではありません。元は現在地の北東2キロほどのところにありましたが、水害により消滅しておりました。寛文元年(1661年)に、大垣藩主戸田肥後守氏西の庇護のもと、慈溪寺二世の密雲和尚の隠居所として再興されました。その後も消滅の危機が幾度もありましたが、多くの皆様の篤い信心とご尽力によって現在まで続いております。
墓石をシンボルにしたお墓とは異なり、生きた樹木を墓標とするお墓です。ご遺骨を骨壷のまま納骨するのではなく、ご遺骨を骨壷から出し、土の中に埋めることにより、自然に還る自然葬になります。維持管理はお寺が行い、ご利用者にご負担をかけることはありません。この樹木葬墓地は、「曠然苑」と言います。曠然とは臨済録にある言葉で、「広々としてわだかまりのないこと、悠々自適であること」を言います。故人が静かに眠るのにふさわしい場所という意味を込めています。シンボルツリーにしだれ桜があり、タマリュウと天然石を使った自然との一体感を大切にした墓地です。個人個人のお墓としてご利用いただくことができます。
樹木葬への納骨は、骨壷からさらし木綿に移し替えて、土の中へ埋葬します。時間をかけて土に還る埋葬方法になります。1区画に2霊まで埋葬することができます。
継承者がいなくても、お寺が代わって永代に渡り供養する永代供養となります。期間は33年になります。お墓についてお悩みでも永代供養であれば安心です。
個別の区画に埋葬されるので、他の方のご遺骨と一緒になることはありません。明確な境界線はありませんが、石板があり埋葬されている場所がわかるようになっています。
永代供養の期間は33年になりますが、33年以降は土に還っているので、その土の一部を境内にある合祀墓に移して、引き続き供養させていただきます。
臨済宗の教えでは、お亡くなりになった後は涅槃の世界に行くと説かれています。
悩みも苦しみもない涅槃の世界からこの世を見守ることができるのです。
ご本尊の観音さまをはじめ多くの仏様がこの世と涅槃の世界をつなぎ合わせてくださいます。
世帯ごとでお祀りする納骨壇「阿羅漢の間」と、ご縁のある皆さまを末代まで共にお祀りする永代供養墓「福聚廟」、自然に還る新しい葬法の樹木葬「曠然苑」など 様々な墓地施設を備え、仏さまの慈悲が行き渡るように勤めてまいります。
お寺の本堂での葬儀は、正面にご本尊さまをお祀りした静寂な空間のもと、ゆったりとした気持ちでお見送りすることができます。仏さまが間近におられるから、守られているという安心感に包まれて、故人も遺された家族も穏やかな気持ちでご葬儀を行うことができます。
ご葬儀のお布施は戒名と通夜葬儀のお布施込みで、信士信女号で20万円から、居士大姉号で30万円から、院号居士大姉号で40万円からお願いしております。本堂使用料はご懇志になりますので、施主さまのご判断にお任せします。ただし、施主さまのご事情にあわせて親身にご対応させていただきますので、お気兼ねなくご相談ください。
また、お寺での会食は事前に申し込んでいただければ、仕出し弁当のご紹介も可能です。
これまでご自宅で行われることが多かった故人を偲ぶ節目となる、四十九日や一周忌の法要をお寺の本堂で行うことができます。仏さまに見守られながら、故人のご人徳を偲ぶとともに、遺されたご家族がつながっていることを感じていただきたいと思います。
お布施は法事一回につき3万円から5万円を目安としてお願いしておりますが、ご家族のご事情にあわせてお気軽にご相談ください。
元和3年(1683)年から大源寺のご本尊として鎮座しておられます。どの方向に向けても救済に行こうと頭の上に10の顔を持ち、いつも私たちを見守ってくださいます。
当寺院でおまつりすることになった由来は明らかではありません。この世に生きる皆さまに多くの智慧をお授けになり、幸せをもたらしてくださいます。
禅宗の初祖の達磨大師さまをお祀りして、本堂に静寂感をもたらします。
苦を取り除き安心をもたらす地蔵菩薩をお祀りして、この世の平和を願います。
昭和15年に建立されました。風雪の被害により倒壊する危険がありましたが、平成12年に皆様のご懇志のもと大修復をして強固なものになりました。
長年の風雪によって傷みがひどくなり、平成28年に改修工事により、装いを新たにして音声をお伝えしております。
長年にわたり、檀信徒や近所の皆さまとの交流の場であり、寺族の居住の場でありました。
風雪で傷み、令和3年に新築工事を行いました。
新しい仏縁を結び、多くの方々に仏様の教えを教化する場として出発したところです。
毎年1月の成人の日に行ないます。大般若経六百巻にある「智慧の完成」に向けて精進することをお誓いして、一年の無事平安を願います。
毎年8月7日に行ないます。有縁無縁の諸霊に向けて水や食物を捧げて、その功徳をもって自己の肉親やご先祖様への供養をいたします。
大源寺だよりでは、仏様の教えが伝わるように、わかりやすい言葉を用いて作成して皆さまのもとへお届けしております。ご希望の方には郵送いたしますので、問合せフォームよりご連絡ください。
〒503-2318 岐阜県安八郡神戸町大字瀬古256番の1 256番の3合番地
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お車で… | 名神高速道路 大垣インターから12キロ 25分 東海環状自動車道 大垣西インターから7キロ 15分 車は12台駐車可能です。北側9台南側3台駐車可能です。 |
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電車で… | JR大垣駅から5キロ タクシーで12分 |
バスで… | 名阪近鉄バス 瀬古バス停から 600メートル 徒歩7分 |
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