暑いなかの施餓鬼会。

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暦の上では立秋で、暑さのことを残暑というのですが、猛暑は続きます。

そんななか、うちのお寺の施餓鬼会を勤めさせていただきました。

皆様が足をお運びくださり、盛況のなか法要が進みました。

法要のあとの、お斎(おとき 昼食)は、朝早くから檀家さんとご近所の奥様がお手伝いくださり、大源寺オリジナルのものができあがりました。

多くの皆様のご尽力のもと、進めることができました。心より感謝申し上げます。

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施餓鬼会の支度準備

image明日の施餓鬼会の支度準備をしております。

支度の間、ご近所の皆様が、明日のお斎(昼食) の具材にと、キュウリやナスをお持ちくださり、ありがたいことです。餓鬼に施すことの恩徳を自分に巡らすことが施餓鬼の行事のいわれです。

早くも、皆様から施しをいただいているようで、本当にありがたいことです。

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道元禅師の教え

明後日の施餓鬼会でお出しするお斎(おとき  昼食)の食材の調達に、業務用スーパーまで買い出しにきました。
近くの大手スーパーに比べて、お買い得です。
住職になった頃は、このようなことは、母に任せておりました。

道元禅師が、中国に渡られたとき、お寺の典座(てんぞ 調理を担当する僧侶)を勤める壮年の和尚が、市場に買い出しに来られるところに遭遇しました。道元禅師は、「あなたのような古参の和尚がなさらずに、若い和尚に任せてはどうですか。」と問うと、「そのような考えは間違っている。どれだけ年を重ねても自分の責任でやりきるのが修行だよ。」と諭されました。

このような逸話をお聴きして、今さらながら、他人に任せきるのではなく自分の手を動かして、事を進めております。

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十方三世一切の諸仏

大源寺には、戒名軸と呼ばれる掛け軸があります。

お亡くなりになった故人の戒名が、江戸時代の頃から書かれています。

「台徳院殿」や「大猷院殿」という戒名があります。徳川二代将軍の秀忠、三代将軍の家光のものです。

どこかの名家が保有されていた戒名軸を、大源寺が譲り受けて戒名を書き足していったものだと推測されます。

これまでお寺に縁のあった皆様ばかりでなく、連なる多くの諸霊に向けて施餓鬼法要をしてまいります。

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背筋を伸ばす。

お寺の庭にソテツの木があります。

お寺の庭にはふさわしくないような気がしますが、雨にも風にも負けず、じっと立ち続けております。

「背筋を伸ばして腰骨を立てて勤行せよ。」という先人からの教えかもしれません。

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斎座のメニュー

5日後の施餓鬼会の法要の際に、お参りくださった皆様にお出しする、お斎(おとき)のメニューをどうするかと、住職の母と檀家さんの奥様が相談しております。

田舎のお寺ながらの田畑で収穫した具材を用いて、皆様におもてなしする予定でおります。

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お盆が近づいてきました。

8月に入りました。7日に迫った施餓鬼会の支度準備をしております。

本堂の縁側のガラス戸に、8本の幡をつるしました。

7人の仏さまと怖い顔をした鬼に、お供えものをして供養するという意味合いです。

臨済宗では8本の幡を用いますが、他の宗派では5本用いるようです。

仏さまは7人ではなく5人おられるようで、別名を唱えることで仏さまの恩徳を讃えるようです。

謎解きのようなことから、より仏さまの恵みを感じることができるのです。

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