お弔いのため、岐阜市の北まで行ってきました。
空気のきれいな山あいの土地にあり、のどかな雰囲気の中でお経をあげることができました。

道すがら、石でできた仏さまを見つけました。実はうちのご近所に住む方の従兄弟にあたる方が制作されたものです。
遠く離れた山地での、不思議な縁でした。

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四十九日のお参りに、8年ぶりに岐阜市の切通までやってきました。
中山道沿いにある切通観音堂をお参りしております。

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元気の源

掲示板のポスターを貼り替えました。「笑顔が元気の源である。」と挙げさせていただきました。
サツキツツジの花の周りに、蜂が飛び回っています。蜂も笑顔でいることでしょうね。

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立夏

お寺の近くの田んぼに、稲が植えられたところです。

31年前の今頃、自転車に乗っていたとき、うっかりして転倒して、田植えが終わったばかりのこの地点で落ちたことがあります。

その頃に、祖母から「今は大変でも、いつかはよい風が吹く。秋にはみのる稲穂のように「瑞穂の風」が吹く。」と教わったものです。

5月5日は、二十四節気の立夏です。夏の訪れとともに、先々への期待が見えてくるようです。

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新緑の中、草取りをしております。
今日はみどりの日です。昭和天皇が自然に造詣が深かったことに由来するようです。
草取りは、新緑を手に取って感じることができます。

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開山忌

ご近所の華渓寺に開山忌のお参りに行ってきました。
南化玄興という和尚さんの毎年の祥月命日です。南化和尚によって、1576年に建立されました。うちのお寺よりも85年前のことです。

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南化和尚は、織田信長によって焼き討ちされた山梨県の恵林寺の快川和尚のお弟子さんです。その教えを後世に遺されました。
快川和尚の辞世の一句である「安禅は必ずしも山水をもちいず。心頭滅却すれば、火自ずから涼し。」という禅語が柱に掛けられていました。

臨済宗のお寺では、法系と言って師匠から弟子への系譜を重要視します。法系の近い間柄を法類と言います。
うちのお寺と華渓寺とは、異なる系譜をたどってきました。華渓寺の先代の和尚さまが、「うちと大源寺さんは、近いだけの間柄です。」と私が住職になった時の晋山式でおっしゃったものです。

法系や宗派の教えや歴史をたどりながら、新しい時代でどう活かしていくのかを考えさせていただきました。

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僧堂

21年前に掛塔(かとう 入門)した、愛知県犬山市の瑞泉寺に行ってきました。
僧堂(修行道場)の入制開講式(始業式)でした。

雲水さんの動きや、お経の読む姿はとても若々しいものでした。

庭でウグイスが鳴く中、玄玄庵老大師の「證道歌」の講義を聴聞しました。私の雲水の頃は、知らぬ間に眠りの世界に行ったものです。「学んでも実践を伴なわなければならない。」と説かれた意味がわかるようになったのは、歳を重ねたからかもしれません。

法要の終了後は、20年来の法友と旧交を温めながら、これまでの時間と今後の課題を感じておりました。

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