寒さが小休止の穏やかな気候です。
檀家総代さんを勤められた故人の、祥月命日に行って来ました。
故人から、「もっとゆっくりお経を読みなさい。」というメッセージが伝わってくるようでした。
寒さが小休止の穏やかな気候です。
檀家総代さんを勤められた故人の、祥月命日に行って来ました。
故人から、「もっとゆっくりお経を読みなさい。」というメッセージが伝わってくるようでした。
バレンタインデーが近づいていますが、「義理チョコはもうやめよう。」という広告をチョコメーカーが出したようです。
時代の流れですね。昭和時代は、仲間外れにされないように、均等割りで負担したものです。半強制的な虚礼は減らしていく流れなのでしょう。
まだまだ虚礼が残っています。「香典や祝儀の金額を仲間内でそろえる。」という慣習も、仲間外れにされない文化なのでしょう。
岐阜駅の前を通ると、「策伝大賞」という幕がありました。
策伝とはどこかで聞いた名前です。浄土宗西山深草派のご住職との懇親会の席でお聞きしました。
江戸時代初期の浄土宗の高僧で、お説教に笑い話を取り入れた先達で、現在の岐阜市のご出身の先人です。
岐阜県内での知名度は低いのですが、今後広まっていくように願っています。
私の法話にも笑いを取り入れたいのですが、まだまだ硬いと言われているところです。
最近、墓じまいやら寺離れの記事が多いのですが、実態を伝えているとは思えません。
檀家さんの先祖代々のお墓があって、お布施や管理費がお寺の収入源という前提にとらわれているようです。
報道機関には、もっと深い環境分析をお願いしたいところです。
檀家世帯数の少ないお寺が、「持続困難」のレッテルが貼られますが、今の時代では当てはまるものではない。逆もあるのです。
先程、中日新聞社に意見書をお送りしました。
「月刊仏事」という月刊誌を読んでおります。
葬儀や年忌法要などを、生活者にどう受け入れてもらうかを、ビジネスマーケティングの側面から編集されています。
「葬儀はいらない。」という人が増えて来ているが、なぜそう思うのか。では仏事に何を求めているのかをアンケート結果をもとに分析する記事がありました。
檀家さんばかりでなく、多くの皆さまがお寺に何を求めるのかを分析する材料になります。先例踏襲するばかりでなく、どう展開していくのか「守破離」が必要とされているようです。
一昨年まで鐘楼にあった鬼瓦です。
装飾や魔除けの願いを込めているようです。
庭の隅からお寺を守ってくれます。
ガイアの夜明けというテレビ番組を見ておりました。
「後悔しない供養」というテーマでした。
葬儀を終えて、これでよかったのか疑問に思うことがあります。
理由を挙げると、「①人並みの儀礼でいいと思う。②僧侶や長老格の人が筋を通せと形式的儀礼を強要する。③儀式でよそ行きの顔をしようとする。④故人と向き合って見送ることができたのか疑問に思う。」ということが思い浮かびます。
10年ほど前は、葬儀やお墓の形が統一化されていました。各家庭が選択して、心から故人への供養ができるようにという転換点であるようです。
澄み渡る空に、朝焼けがきれいに映えています。
天気予報では雪でしたが、どういうことかと考えることなく、空を見上げています。
生活保護を受けている人が自立するために、行政で就職支援をされる方が日頃の心構えにされるメッセージです。
難しい専門用語を使うことなく、深く伝えていくことの大切さを説かれています。文豪の井上靖の言葉であるようです。「精進すれば道は開ける。」とは仏道修行と共通するようです。
仏道修行も生活保護などの社会福祉制度も、衆生に安心をもたらすことではつながっています。
本堂での年忌法要を終えたところです。
この地方では、ご自宅での法要が多かったのですが、本堂をご希望されるご家庭が増えてきました。
稼働率が低かった本堂をお使いいただき、寺側はおもてなしの心でお迎えしております。