神戸町の広報をゆっくりと眺めております。
今年1月にお寺で行われた「いきいきサロン」と、今月10日に行われる「ガイドツアー」が掲載されています。
恐縮しております。
神戸町の広報をゆっくりと眺めております。
今年1月にお寺で行われた「いきいきサロン」と、今月10日に行われる「ガイドツアー」が掲載されています。
恐縮しております。
母が活けた花で「春の風」と言います。冬に戻ったかのように、風が吹いています。
午前中、お弔いに行ってきました。喪主さまから「花が好きでした。」とお聞きしたので、戒名に花を入れようと考えていました。
お釈迦さまが説法されたとき、一輪の花を指し示されました。聴衆がキョトンとする中、マカカショウ尊者がにっこりと微笑みました。
お釈迦さまの心の内を察したのです。「拈華微笑(ねんげみしょう)」と言うストーリーです。
「拈華」の二文字を戒名にお入れしました。家族やお身内が心を察したという意味を込めました。
人の心を伝えて察することのできる、花の不思議な力を感じるところです。
21年前に「住職辞令」をいただきました。
当初は掲げるつもりはありませんでしたが、「本当に住職になったのか。」と懐疑の声があったことから、掲示することになりました。
以前に勤務したところに、「ここにいたお坊さんのような人はどこへ行った。」という問い合わせがあったことを聞きました。私のことであるようです。
お墨付きや肩書きがなくても、再会を求める人がいることに感謝するばかりです。
お寺の未来が主催する、「安心のお寺」のポータルサイトである「まいてら」のミーティングに参加させていただきました。
まいてらのお仲間に入れていただくには、厳格な審査があります。うちのお寺の規模や住職の力量から言えば、「21世紀枠」での参加になります。お寺を成長させて住職のスキル向上を目指そうと、お仲間に入れていただきました。
お寺の活動を紹介する手段として、ネットを利用することが多くなってきました。「お寺の存在を知っていただき、それから先は何を提供していくのか。」を考えていくことが大切です。
先例を踏襲するばかりでなく、世の中が何を求めていくのかを分析して、どうオリジナルの型にしていくのかを改めて考えました。
世阿弥の説いた教えに、「守破離」と言うものがあります。
「新人の頃は、目上の人が言うことを聴く。慣れてきたら、こういう型もあるのではないかと疑問に思う。そうして5年や10年経ったときに、自分のやり方を確立していく。」と解釈しています。
守破離の教えが今に伝わってくるようでした。
http://mytera.jp
今日は二十四節気の「清明(せいめい)」に当たります。
華やかな桜の花が落ち着いて、清らかな青空の下、多くの草花が咲き始めます。
今朝は気温が下がり風が強く、仕事場への足取りが重くなります。「寒の戻り」あるいは「花冷え」と言ったところです。
花粉が飛散しております。花粉症ではなくても、鼻の内面が乾燥して出血に至ることもあります。
皆さまが体調を崩されないように、祈念申し上げます。
宗派を超えたお坊さん有志で、街頭活動でオフィス街を歩きました。
街行く皆さまにお花をお配りして、お釈迦さまのお誕生日と慈悲の心をお伝えしました。
桜が散る頃になると、「今年度は無事に過ごせるのか。」と毎年のように不安になります。
22年前の今頃、犬山市の瑞泉寺の僧堂を入門して慣れたと思った時、戦力外を言い渡されました。同期の人が表舞台に立つ中、私は裏方で仕事をしていました。
それから15年近く経って、大学を出たばかりの人が一生懸命に仕事を覚えようとする姿を見て、「かつての自分と同じように、へこませてはいけない。」と思いました。
若い人を教えることをすることは遠慮するのですが、放っておくことができず、余計なお世話をしたものです。
5年ほど経って、彼の後輩にお話しを聞いていました。「○○さんは、本当に仕事ができる。桑海さんのように、言い出したら聞かない。」という評価があり頼もしい思いです。
「誰からも好かれる人」より「主張を曲げない人」に成長をされて、応援を続けて行きたくなります。
朝もやの中、ドウダンツツジが咲いています。
四季に順応するかのように、春に開花して秋には紅葉しています。気分屋になりがちな心を整えてくれます。
祖父が亡くなってから、32年にわたって檀家さんに護持会費の負担をお願いしていました。
この先もご負担をお願いするのは、心苦しいと考えていました。総代さんと相談の上、会費を半減することにしました。
檀家さんあってのお寺ですから、まず檀家さんのご安心をいただきたくことが大切です。「まず隗より始めよ。」と言うところです。
石山寺をお参りしていると、「花山法皇壱千年遠忌」を記念した石燈籠を見つけました。
花山法皇とは、愛するお妃のために出家されて、天皇を退位されました。
花山法皇から京都市山科区にある華山寺を思い出して、華山寺をお参りさせていただきました。
どういう因縁か花山法皇のお墓がありました。平安時代の創建で、江戸時代に臨済宗妙心寺に改宗されたようです。
臨済宗妙心寺派の由緒寺院で、うちの本寺の慈渓寺とは姉妹寺院というような間柄です。うちとは交流はありませんでしたが、深い縁があることを感じていました。