夕暮れ後に、本堂で二七日法要がありました。
お亡くなりになってからの七日ごとの法要を行なうことが少なくなりました。
今日のお宅は、12人でお越しになり、お経を声に出して読んでおられました。

故人の遺徳と信心深さゆえのことと思います。

来年の干支のネズミの人形を檀家さんが届けてくださいました。
愛嬌のあるネズミです。

樹木葬墓地で納骨法要がありました。
故人を慕うご家族が勢ぞろいしての法要でした。
お経が終わってからも、ゆっくりと雰囲気を感じ取っておられるようでした。

樹木葬墓地は、この場の空気と調和してきました。

今日お勤めした法事は、さいたま市にお住まいの方の四十九日法要でした。
檀家さんのお兄妹の方のご主人で、20年ほど前、この本堂で法事があった時に参列されていました。

「和尚さん。修行道場で修行されてこられたと聞きましたが、仏教を学ばれたのですか。」と故人から質問されたことを思い出しました。
当時は、仏教学のことを学んだこともなく、ただ先輩方を模倣していたものでした。
大源寺だよりを書くようになり、仏教を真剣に学びました。

「故人のご期待に沿えたかもしれません。」とお話しさせていただきました。

24年前、埼玉県大宮市で大学生活を始めた時、下宿先の近くにお住まいであることをお聞きしましたが、お伺いすることはありませんでした。

そんな古い思い出に浸ることになる法要でした。

掲示板のポスターを貼り替えました。
ポスターの隣には、神戸町図書館の催し物のご案内があります。
行政施設のご案内をお寺で掲示するとは、皆さん不思議に思われることでしょう。

今回は遅れるかと心配した大源寺だより第11号が仕上がってきました。
原稿の作成が遅くなったのは、慎重になり過ぎたからでしょうか。

これから、皆さまのところへお届けします。

朝起きると電話があり、ご葬儀の依頼がありました。
こちらの樹木葬墓地のことを聞いて、うちに依頼されたようで、不思議なご縁に驚いています。

樹木葬墓地の光景から、霜楓の二文字を戒名にお付けすることにしました。

肌寒い一日でした。
本堂の脇にある紅葉が、夕暮れの庭を照らしているかのようです。

先週のことですが、飛騨地方に出向き、帰りに下呂市にある温泉寺をお参りさせていただきました。

 

173段あるという階段を登り、本堂をお参りさせていただきました。風光明媚なお寺で、多くの人がお参りしていました。

大源寺だより第11号に載せる、掲示板用のポスターです。