雨が降り続き、本堂に雨漏りがないか点検しています。

 

20年前に多くのご寄付を頂いて修復しました。お寺を預かるものとしての責務と考えています。

午後から本堂の掃除をしていました。

外出自粛の世情でも、お客様はお越しになります。
本堂の掃除を終えて、樹木葬の方へ向かいました。

樹木葬墓地にお線香が2本手向けられていました。
疫病のことばかり耳にする中、ホッとさせてくれます。

20キロ程離れたところから、うちのお寺へ納骨にお越しくださいました。

故人のご兄弟が永代供養墓に眠っておられるので、同じところでというご遺族の願いがあってのことでした。

これから供養させていただく住職の責任は重大です。

毎日のように、ネット会議で遠く離れたところにいる人とお話ししています。

幼い頃からあの空の向こうには何があるのかと思っていたものです。まさか遠く離れた人と対面でお話しできるとは予想さえしていませんでした。

桜の花が風に舞って散っています。
待っていたかのように、ツツジが咲き始めました。

永代供養墓には毎日のようにお花が手向けられています。

夕方の水まきを終えて空を見上げると、きれいな月が庭を照らしていました。

樹木葬墓地への新しいご縁がありました。この静かな雰囲気に多くのご縁があることに感謝しています。

故人がのんびりと過ごされているように、清めて行きます。

強い風の吹く寒い一日でした。風に背を押されるように、動き回っていました。
お弔いをしてお寺へ帰ると、桜が散り始めています。
永代供養墓に納骨を終えたとき、観音さまが微笑んでおられるようでした。