暑い一日でした。こんな暑い中、庫裡でインタビューがありました。
私の宗教観を語って、記事になりお役に立てるかと心配でしたが、無事に1時間の対談が終わりました。
紆余曲折の多い人生で、還俗を考えて思い止まったことを聞かれることが多くあります。
名古屋の区役所へ行っていた時のことです。事務作業などはうまく進むことはありませんでした。
お酒を飲んで、生活保護窓口にくるおじさんがいて、私がお相手しました。
「おれが65歳で年金を受け取る前に死んだらどうしてくれる。」という質問に「その時は、ぼくがお経をお読みします。」と言うとにっこりされました。
「オレ来月から年金もらえるんだよ。お前知っとるか?」という質問に、「ぼくは予言できますから。」というと爆笑されました。
「一休さんは、本当に橋の真ん中を歩いたのか?」という質問に、「一休さんは酒も異性も大好きだったんだよ。おじさんも好きでしょ。ぼくも好きだよ。今度、ぼくと主査に教えてくださいよ。」などと、おおよそ役所の職員にふさわしくない言動をしていました。
しかし、それまでお話しすることのなかった困っている人たちが、仏様の慈悲を求めて、私に取り次ぎ役を求めて安心を得ておられる姿を拝見して、お坊さんとして再起動しようと思った14年前のことをインタビューでお伝えしました。
問題発言をしないかと、母は心配していました。途中つまるところがありましたが、無事にお答えできたと思います。
いつも横田南嶺老師のご法話をYoutubeで拝見して、自分の宗教観をたどたどしくも、お伝えすることができました。