押し入れの中を整理していると、懐かしいものが出てきました。
まず、持鉢(じはつ 5枚重ねの食器)が出てきました。僧堂で使うのですが、小さめで、20歳前の修行僧の時は食べ盛りでしたので、物足りませんでした。

瑞泉寺の僧堂では、6歳上の同期の修行僧と交換して使っていました。今では考えられないことですが、それだけ必死に過ごしていました。
裏返すと、金色マジックで署名してあります。父は僧堂に行かず、短期間の研修で副住職になったのですが、祖父母が心配して名前を書いたようです。
通常はベークライト製を使用することが多いのですが、うちのは塗りの持鉢ではがれてきています。仏具屋さんに修復依頼をすることもなく、保存しておきます。














