一日作さざれば

お盆が過ぎてのんびりしておりましたが、対照的に草木は早く伸びていきます。
半日がかりで、境内の掃除をしておりました。横浜から大学時代の同級生が駆け付けてくれました。

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最近はAI(人口知能)と言いますが、お寺の掃除がAIにとって替わられる時代が来るのかと話しておりました。
「一日なさざれば一日食らわず。」と作務を重要視してきた禅寺では、生身の人間が工夫していくことが続いていくことでしょう。

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夕焼け空

夕焼け空がきれいで、写真を撮りました。

夕焼け空のかなたに、仏さまの世界があるかのようです。

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古人の跡を求めず。

先日、揖斐川を挟んで隣接する瑞穂市までお参りに行ってきました。
今では車で10分ほどですが、70年ほど前は、小舟で揖斐川を渡ってこの地からうちのお寺まで行き来したようです。

ふと「古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求むべし。」という故事を思い出しました。「古人が、舟を漕いでまでお寺にお参りくださったのは何故か。」と考えております。

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冬瓜

庭の隅にある畑から不思議な物体が出てきました。
モグラかと思いきや冬瓜(とうがん)というお野菜でした。

冬瓜とは秋の季語であるようです。まだまだ暑いのですが、秋の知らせを届けてくれるようです。

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徳源寺

名古屋にある徳源寺にお参りしてきました。
同じ臨済宗の僧堂として、雲水(修行僧)の頃から何度も聞いておりましたが、これまでご縁がありませんでした。
都会の住宅街の中に、静寂な空気が流れていました。

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処暑

行政による納骨壇の建築確認が完了しました。
構想して2年が経って、ここまでたどり着くことができました。

神戸町役場の職員に、「時間がかかりましたね。」との言われて、「後世に遺していくわけですから、慎重に進めた結果です。今後にトラブルが起きないように、弁護士の先生にも相談します。」とお答えしました。

今日は二十四節気の「処暑」にあたります。暑さが和らいで時季ですが、台風がやってきて瑞穂を倒してしまうおそれもあります。
これまで育てた瑞穂を守り抜いた先人の知恵をお借りして、前に進めていきたいところです。

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さとりとは

文筆家の小出遥子さんのコラムが、今朝の中日新聞に掲載されていました。
仏さまと自分自身とは別物ととらえてしまうことが多いのですが、コラムでは『仏さまとの境目がふっと消え去ったときにこそ「さとりの光」というものが見えてくる。』とわかりやすく書かれていました。

10年前に故松原哲明和尚さまから「桑海くん。仏さまと自分自身が一体であることを説くべきだよ。」と教わったことを思い出しました。

言葉で概略を説明することと、実践することとの繰り返しこそが、仏道修行であると、今さらながら感じております。

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同窓会

母校である大垣日大高校の同窓会に参加してきました。
卒業して22年経って初めての参加でしたが、恩師や同級生との旧交を温めることができました。

心にしまいこんでいた古いアルバムを開くような、楽しい時間でした。

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掲示板

8月は後半に差し掛かってきました。
お盆の時季が過ぎて、先人たちが仏さまの世界に戻って行かれました。帰り際に、我々に語られると思うメッセージを掲げさせていただきました。

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備えあれば憂いなし。

病気が判明して、長期離脱することがあってはいけないと思い、人間ドッグを受診しました。
厄年に当たるので、念入りに検査です。MRI検査は30分ほどカゴの中でじっとしていました。

「あと30年は住職を勤める。」と檀家さんに宣言していますから、備えあれば憂いなしとじっとしておりました。

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