横田南嶺老師の「こころころころ」という本を読ませていただきました。
横田老師が兼務をされる、東京都文京区白山にある龍雲院の檀家さんの世帯へ、禅の教えをコンパクトにまとめて、はがきに書いて送付されたものをまとめた本です。
「今の時代、「寺離れ」と言ってお寺から足が遠のいている。それは、お寺の中で何が行われているのかをお知らせして、日々の修行で得てきた仏さまの教えをお伝えすることが疎かになっているからである。」という前書きのもと、わかりやすい言葉で琴線に触れるように、仏さまの教え禅の教えが説かれていました。
私が高校生の頃、同級生の女の子から、「お寺は普段何をするところなの。」と質問されて、「法事やお葬式や年中行事をするところだよ。」と答えていました。儀礼というものにとらわれていたのです。
「お寺は、仏さまの教えを聴き、仏さまの心に触れるところである。」ということを、お伝えして行きます。