外出先から帰ってくると、見慣れない男性が、路上駐車をしてうちの方へ入って来られました。
うちの樹木葬墓地の見学にお越しになったということで、ご案内しておりました。
この方は正直者で、近隣の真宗のお寺の門徒総代さんであられるようです。
ご住職が直々にお越しになるべきですね。門徒総代さんを筆頭家老のように扱って、偵察に遣わすとは、一昔前のお考えが今も残っているのでしょう。
こちらの門徒総代さんに、ご住職へのメッセージをお願いしました。
「業者さんの樹木葬墓地はいいですが、お寺に主導権はありませんよ。また墓地区間に樹木葬墓地を造成して、新規の方をお迎えするのか、古くからの門徒さんに限定するのか、決めておいたほうがいいですよ。古くからの門徒さんは、これまで寄進してきたのに、新しいご縁の方が境内に入られることをよく思いませんよ。」
樹木葬墓地もブームのようになってきましたね。門徒総代さんのお寺をよくしようという気持ちは素晴らしいです。うちではこんなことはありません。
ご住職が私が敬愛する蓮如上人のように、出向いて、御文のようにメッセージを送っていくべきですね。