サツキツツジが咲き始めました。五月(さつき)の名のように顔を見せてくれます。
檀家さんのお宅を回って、お知らせを配っていました。若い時ほど偉そうな態度をとっていたのですが、今では世間話をして意見をお伺いしています。
あるお宅では、最初のうちは「和尚さん。」と呼んでおられましたが、次第に幼い頃のように「かずくん。」と呼ばれます。「これまでは葬式費用がかかったね。かからないように頼むよ。」と思うところを吐露されました。
こまめに足を運んでいるうちに、宗教者として求められるものが見えてきます。権威主義というものは、うちのお寺には馴染まないようです。