南無阿弥陀佛

床の間に南無阿弥陀仏という掛け軸をかけました。
桑海は浄土真宗に宗旨替えしたのかと思われそうですが、決してそうではありません。
こちらの書は、大正時代から昭和初期にかけて、妙心寺の僧堂で指導された平元徳宗老師の書であるようです。

10年ほど前に、名古屋の政秀寺での法話会で河野太通老師がこのように言われました。
「臨済宗のほうで、自力(本願)やら他力(本願)と区別することはない。仏様にすがることもあるのだ。」と説かれました。
学校の教科書や世間常識を学んだだけだと杓子定規に判断して、他宗派の教えの一部分にも入ると否定されることがあるのですが、お釈迦さまの教えを受け継ぐわけで、ゆったりととらえて行きたいところです。

昨日今日と嫌がる母を無理矢理に病院に連れて行きました。結果は何の以上もありませんでした。自力でも他力でもなく、これは正見かと思いました。心配症で目が曇っているかもしれません。