お世話になっている長谷雄 蓮華上人が多くの信者さんを集められる愛知県愛西市の大法寺までお邪魔させていただきました。
今日は月に一度の終活セミナーが開催されて、会場いっぱいに多くの信者さんが集まっておられました。
長谷雄住職の法話から始まりました。長谷雄住職のお話しは、専門用語が少なく、誰もが惹きつけられていました。聴衆が何を知りたいのかよく把握しておられて、相手の心にスッと入っていくお話しでした。
講師は弁護士の大井先生で、遺産相続における遺留分のことを講義してくださいました。遺留分というと、学生時代に少し勉強して、試験にここが出るという一夜漬けの理解でしたが、住職になって何年も経っての勉強の方が、必死になっています。
最後に竹内院代のお話しで、お亡くなりになってからお葬式までの流れを、宗教的意義を前提にわかりやすく説明してくださいました。途中、私も発言するということもあり、気が抜けませんでした。
終わってから、ほんのちょっと後片付けをお手伝いしていると、アンケートを私に渡されるお客さまがおられました。大法寺のスタッフに成り切って回収していました。
本堂にお参りに行くと、こちらの檀家さんが信心深くご本尊に手を合わせておられました。般若心経を上げておられて、こちらの布教はきめ細かく行き渡っていて、ご住職や院代が慕われているのを感じました。
お墓にお参りに行くと、樹木が青々としていました。今日のセミナーのお客さまが見学しておられました。
こちらのお寺は接遇が丁寧ですね。うちの方では、「あのお寺は腰が低そうに見えて、実は上からモノを言う。」という声を聞きます。うちもそう言われているかもしれません。
また、私が修行したお寺では、大きなお寺のご住職には深々とお辞儀をして、受付は先に通されて、私のような小さなお寺の住職には、ろくにあいさつもせず、受付も後回しで、お金を持って行ったら、「忙しいから後にしてください。」と言われたこともありました。
誰にでも優しい笑顔と言葉で接して、私のようなものでも惜しみなくご指導してくださる、長谷雄ご住職と竹内院代のもとに多くの信者さんが集まって来られる光景を見て、少しでも見習って、うちにも多くの信者さんが集まって、安心を届けられるお寺にしていきたいです。
このご縁に感謝しております。