今日は、大垣市の飛び地である上石津町の天喜寺へ、明日の津送(しんそう・前ご住職の本葬儀)の準備に伺いました。
ご住職とお母様がお掃除をされ、お寺はきれいに整えられていました。手入れされたお庭と、静かに準備が進む本堂。その様子から、前ご住職をお送りするお気持ちが伝わってくるようでした。
お話を伺う中で、心に残った言葉があります。
30年ほど前、ご近所の和尚様が天喜寺を訪問された折、前のお庫裡様が、お掃除についてこうおっしゃったそうです。
「心を磨いているのです。」
庭を掃き、床を拭き、身の回りを整える。その一つひとつが、自分の心を見つめ、磨いていく時間でもあるのでしょう。今日のご住職とお母様のお姿に、その言葉が重なりました。
また、天喜寺は、東京の海禅寺や泊船軒、京都の退蔵院や龍安寺とも、ご親戚のご縁があるそうです。海禅寺のお弟子さんであった和尚様も、最初は天喜寺のお弟子として得度されたと伺いました。
一つのお寺で結ばれたご縁が、土地を越え、世代を越えて続いていく。不思議なご縁でつながっているのが、お寺の世界です。
明日の津送を前に、お寺を整える日々の営みと、受け継がれてきたご縁の深さを感じる一日となりました。
