玄玄庵 小倉宗俊老師が、臨済宗妙心寺派の管長と妙心寺の住職に就任されるにあたり、晋山式に列席させていただきました。
正しくは「晋山上堂式」と言い、臨済義玄禅師が演台に登って、弟子たちに説法した教えを継承する儀式です。
小倉老師が臨済録にある一節を読み上げられていました。そうして、臨済宗妙心寺派に属する和尚に、「よろしく頼む。」という意味が伝わってきました。
隣には、22年前の修行同期の和尚がいました。犬山市の瑞泉寺で小倉老師の講話を聴く時は、何を話しておられるのかわからず、いつも居眠りをしていました。そんな思い出を振り返りながら、儀式の空気を共有させていただきました。
斎坐(昼食)の折に、小倉老師がお越しになり、ごあいさつをくださいました。そうして同期の和尚と思い出し話と近況報告をしていました。
古くからの臨済宗の教えのもと、生かされているありがたさを感じる儀式でした。