庶民派のお寺

朝にカーテンを開けると、南側で煙が上がっていました。
火事のようで、大ごとにならないようにと思います。

本堂の正面階段の添え木が、シロアリに侵食されて、取り替え工事をお願いしています。

うちの本堂は東向きで後拝があり、正面から本堂に上がれるので、真宗大谷派のお寺を模倣したようです。先日、東本願寺をお参りした時に、阿弥陀堂と外観が類似していると思いました。

曾祖母が見栄を張って、浄財を募って小さなお寺で大きな本堂を建てたもので、20年経った昭和35年の伊勢湾台風の時は、管理が難しくなって、私が子どもの頃は朽ちていました。

今から26年前に奇跡的に修復が叶い、今の本堂の形になりました。

よく勘違いしてしまうのが、高くない身分や境遇からうまく進むと、既存のハイレベルのクラスの層と同じことをしてしまうことです。
思い出すのが、平清盛です。清盛は、既存の貴族の荘園制度に嫌気が差していた武家層に支持されたのですが、政権を取ると、貴族政権と同じことをされました。

世襲や門閥を反対と唱えてきたお坊さんが、偉くなると既存勢力と同じことをされる例もあります。

うちは建物工事はうまく進みましたが、小さいながらも皆さまの支持で運営してきたことを忘れてはいけないと思う毎日です。

お寺のブランド価値を間違えてはいけませんね。大きなお寺にいくと、1000年前からの歴史があり、格式は高いのを感じます。うちは小さなお寺なので、何でも悩みを相談できる庶民派であるべきなのです。