花園大学で小川教授の講義を受講してから、東本願寺へ向かいお参りさせていただきました。

地元の大垣市や神戸町付近には、真宗大谷派のお寺が多く、お経と言えば正信偈がメジャーであり、子どもの頃から肩身の狭い思いでいました。
今から28年前に、東本願寺で、夏休み子ども研修会が開催されたようですが、仲間外れにされて声をかけてもらえませんでした。

それでいて、相互理解ができていたのかと言えば、あまりできていませんでした。禅宗系は、「俺らは厳しい修行を積んだ。」と思い、真宗系は、「俺らのほうが、法を説いて布教をしている。」というマウント合戦のようなものもあった気がします。

12年前から、未来の住職塾へ行って、いろんな宗派のご僧侶と交流して、お互いのよいところを取り入れて、布教をしてお寺を守っていこうという思いが強くなりました。寺報やホームページやらで広報をして、教えの違いを超えて活動していくという転換点がありました。
いろんな宗派のお寺へ行って、荘厳の違いやお経の節の違いを見聞きして、自分のお寺で活かしています。
東本願寺へは10年ぶりのお参りでした。多くの人がお参りされて外国人の方も多くおられました。阿弥陀さまや親鸞聖人の真前でじっとお参りされていました。
収骨法要が行われていて、5人ほどのご僧侶がお経を上げておられました。私がいたら、お経のテンポやリズムが悪いと出仕させてもらえないと思います。

職員のご僧侶に質問をしました。「阿弥陀堂の前机は五具足で、御影堂の前机は三具足でどういう言われがありますか。妙心寺の大方丈の前机は三具足でした。」とお尋ねすると、答えにくい質問だったようでした。
多くの信仰を集めて、職員のご僧侶が丁寧に接遇されていました。

先日の妙心寺でも職員のご僧侶が丁寧に接遇されていました。京都の本山のおもてなしを見習うことが多くあります。
ただ、妙心寺でも「マイクの調子が良くないようですね。」などと言っていたものです。カスハラではなく六波羅蜜の実践ができるように心がけます。
