大阪市の大蓮寺まで行き、永代供養墓セミナーを受講してきました。
今日のテーマは、永代供養墓とその寺院の可能性ということで、お寺に携わる女性の役割について4人の講師のお話を聴きました。
これからは、樹木葬墓地に代表される永代供養墓が増えていきます。しかし、業者に収入の大半を持っていかれて、お寺が何のために墓地を運営しているのかわからないケースが多くあります。
墓地は、一時的にお寺の収入を増やすためにあるのではなく、お寺に多くの仏縁を導くためにあるということを再認識しました。これまでの檀家制度に組み込んで行くのではなく、新しい会員制度にお招きするということは、うちのお寺のやっている方向性は間違いないと思いました。
その為には、女性の力が必要となります。うちでは母と年中行事の時に檀家さんの奥さんが力になってくれますが、高齢化と制度疲弊がきています。
また出家集団を標榜する臨済宗では、女性を補助的な存在にとらえてしまうことがあります。
超宗派の勉強会で、女性の意見を聴いてどうお寺に関与していただけばいいのか学ぶことができました。
お寺は公共の施設ですから、多くの意見を聴いて、親しみやすく敷居を下げていくことで、檀家減少が叫ばれるこの時代を乗り切っていけるのではと思いました。