短気は損気

腰の痛みが、ようやく和らいできました。

今日は、年老いた母が名古屋へ出かける用事があるというので、まだ少々不安の残る運転で、母を乗せて行きました。

名古屋駅近くで見つけたのは、3時間500円という格安の搬送型立体駐車場です。

「これは安い」と喜んで車を預け、用事を済ませて戻ってきました。

ところが、帰ろうとすると、駐車装置が故障して修理中とのこと。車を出すことができません。

母は管理人のおじさんに、

「いつになったら動くのですか」

と、だんだん語気を強めていきます。

私は母をなだめながら言いました。

「おじさんに怒っても仕方がないよ。修理する権限も、すぐに機械を動かす力もないんだから」

かっかする母を押さえ、近くの喫茶店へ移動しました。コーヒーを飲みながら一時間ほど時間をつぶして戻ると、装置は無事に復旧。ようやく車を出して、帰路につくことができました。

昔は、私が短気を起こし、母になだめられることの方が多かったように思います。

それが今では、私が母に「短気は損気」と言い聞かせています。

立場が逆になったことに、母の老いと、自分も歳を重ねたことを感じた一日でした。

もっとも、腰の痛みが再発せず、車も無事に戻ってきたのですから、終わってみれば笑い話です。