東京都文京区湯島にある麟祥院まで行き、臨済録を読み解く勉強会に参加してきました。

こちらの勉強会があることは、風の便りに聞いておりましたが、お仲間に入れていただくのは勇気がいるものです。
19年前からお世話になる、平林寺の松竹寛山老師にお願いして、メンバーに加えていただきました。
駒沢大学の小川隆先生と、円覚寺の横田南嶺老師のご講義で2時間半お聴きしました。
臨済録は19年前の妙心寺での高等布教講習会で拝読しました。こちらは、禅門の修行をした者でないとわからないことが多くあります。けなしているようで褒めている箇所が多くあり、20代の若者ではわからないものです。論理的思考では読み進められない臨済禅師の教えを、自分の修行の体験を通して読み解くことが大切なのです。
小川先生も横田老師もご理解が深く、メモを取りながらじっくり聴いておりました。毎月講義があるので、張り切って出席させていただきます。

Facebookでつながっている並木和尚さまと河又和尚さまにご挨拶できました。どこでつながっているのかわからないのが、この世界です。
麟祥院の矢野老師さまにご挨拶しました。横田老師がお帰りになる時、玄関でご挨拶しました。松竹老師が、「桑海くん。ところでなんで南嶺老師を知ってるの。」と聞かれて、「私は管長猊下(横田南嶺老師)の追っかけをしております。」とお答えしました。
19年前から2年間、東京都世田谷区野沢にある龍源寺で、松原哲明和尚さまの法話勉強会があり、参加していました。松竹寛山老師が東京禅センターの主任としておられて、山本和尚さまが司会をされていました。
地元では、私が東京に出て行くことを快く思われず、圧力をかけられたものです。嫌になって、区役所勤務をしていました。
こうして、再び東京で法話のことを学ぶのは、多くのご縁のお導きがあり、復帰することができました。
懇親会で、松原哲明和尚さまに、「桑海くん動きなさい。老師さんは動かせてちゃダメだよ。」と叱られた思い出話をしていました。
