本日は、午前と午後、それぞれ一件ずつご法事をお勤めいたしました。
午前中は池田町へ。
高校の先輩にあたるご夫婦の、ご両親のご法事でした。
もともとの菩提寺は、現在住職がおられない大勝寺です。大勝寺の前住職は、私が41年前に教わった担任の先生でもあり、当時は厳しくご指導いただきました。
奥様は、瑞雲寺の高田慈雲和尚の同級生とのこと。今でも毎年、同窓会で顔を合わせておられるそうです。歌手の松田聖子さんと同じ年齢だという話にもなり、昔話に花が咲きました。
さらに驚いたことに、21年前、大勝寺で営まれたお母様の葬儀に、私も脇僧として出仕していたことが分かりました。
ご先代、ご先々代のお位牌を拝見すると、戒名の中に「岳」や「照」の文字がありました。私がお父様にお贈りした戒名にも同じ文字が入っています。大勝寺の服部前住職から直接引き継ぎを受けたわけではありませんが、不思議なご縁を感じずにはいられませんでした。
高校の先輩を慕い、ついつい長話になりました。帰りには、飛騨の銘酒「蓬莱」の一升瓶まで頂戴しました。誠にありがとうございました。

午後からは羽島市でご法事。
玄関先には、知人のお寺の大般若札が貼られており、仏縁の広がりを感じました。
ご参列は15人ほど。近年は少人数の法事も増えていますので、多くの方が集まっておられることに少し驚きました。皆さまで手を合わせ、故人を偲ばれる温かなご法事となりました。
法事の帰りには、羽島市の延命寺へ立ち寄りました。
こちらには、20年ほど前、各務原市の少林寺でご一緒した和尚さまがおられます。
この日はご挨拶することはかないませんでしたが、門前に立ち、静かにお参りさせていただきました。昔ご一緒した頃を思い出し、時の流れと、今も続く仏縁をありがたく感じました。
そして私が法事で外出している間には、大阪府堺市から12人ほどの方々が大源寺へお参りくださったそうです。ご本尊様の前には、大きく立派なお花がお供えされていました。
午前の法事、午後の法事、延命寺へのお参り、そして遠方から大源寺を訪ねてくださった方々。
今日一日だけでも、過去から現在へと続く、さまざまなご縁に触れました。
人の縁は、忘れた頃に再び結ばれるものです。
21年前の葬儀、20年前にご一緒した和尚さま、そして今日のご法事。
それぞれのご縁が、長い年月を越えて、今へとつながっていることに、しみじみと仏縁の不思議を感じた一日でした。
