開山さまの位牌修復

大源寺の開山・妙心第一座 密雲和尚の位牌が、美しく修復されて戻ってきました。

今年は、開山さまが貞享元年(1684)12月16日にご遷化されてから343回忌にあたります。

長い年月を経て漆の傷みも見られるようになりましたが、「開山さまへの報恩の気持ちを形にしたい」との思いから、このたび位牌を修復いたしました。

密雲和尚は、慈渓寺の第二世を務められた高僧で、『楞伽経』を講じるほどの学識を備え、妙心寺では「妙心第一座」を任じられました。東京都世田谷区野沢の龍雲寺の開山さまの節外禅師がその講義を聴聞したことも史料に記されており、当時から高く敬われていたことがうかがえます。

その密雲和尚が大源寺を開かれ、今日まで340年以上にわたり法灯が受け継がれてきました。

私たちが今、このお寺で安心してお参りできるのも、開山さまをはじめ歴代住職、檀信徒の皆さまが大切に護り続けてくださったおかげです。

修復を終えて輝きを取り戻した位牌を前にすると、開山さまへの感謝と、「これからも大源寺の法灯を未来へつないでいかなければ」という思いを新たにしました。

開山さまのご遺徳に感謝し、その教えと志を胸に、これからも一歩一歩、歩んでまいります。