仏心

大源寺だよりの原稿を書いているのですが、思うように進まずにおります。
昨晩、何か参考となるものはないかと考えておりました。今朝になって外出しようとすると古い冊子が無造作に置いてありました。手に取ると、円覚寺の管長を勤められた朝比奈宗源老師の本でした。

電車の中で読んでおりました。「仏心とは元からこの世に具わるものである。」ということばかりでなく、お寺の檀家さんは、和尚さんに成仏する手助けのためについてくるのではない。今の問題を解決する手助けを求めている。」と40年以上も前に、現在のお寺の状況を言い当てておられることに驚いております。

母にこの本に心当たりがあるのか聴いたのですが、まったく心当たりがないようです。「この世は仏心に包まれている。」と信じるところに、亡き父か祖父母が見つけ出して置いていったのではと考えております。

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