建立当時の事情を知ること。

お寺の境内にある建物のことを伽藍(がらん)と言います。

伽藍を維持していくには費用がかかりますが、建立当時の事情を知ることが必要となります。

大正10年に鐘楼、昭和15年に本堂が建立されたとき、どのように発願されて、どういう経緯があったのかのイメージを膨らませて仮設を立てて、その当時を知る人からお聴きして確証を得ることが、未来へ向けての航路図を描いていくための土台作りとなるのです。

幸いにも、お隣に90歳を超えられた語り部がおられます。往年の歴史を教えていただくには、まず伽藍の内部を隅々まで把握することが必要となります。甘い認識ではお叱りを受けます。

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