材料を活かしていく。

10年前に、故松原哲明和尚さまを慕って、東京都世田谷区野沢にある龍雲寺での勉強会に、たびたび参加させていただきました。松原師のお話しをお聴きしていると、どこか私の価値観と似ているところを感じました。

勉強会では、法話の材料を写したプリントを惜しみなくお渡ししてくださいました。そのプリントは今でも大切に取ってあります。

材料をいただいたとしても、その後どう調理するのかは本人の工夫次第です。松原師からいただいたプリントの半分くらいは、理解することができたかと認識しております。

私も、お若い人たちに、材料を惜しみなくお渡ししております。ただこちらの意図したように調理なさる人は、ごくわずかです。材料をどう活かしていくかは、知恵と工夫にによるところが大きいのです。

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