白雲おのずから

ご近所の寺の施餓鬼会にお参りさせていただきました。
和尚さんの控室に、「白雲自ずから去来す。」という禅語の墨蹟が掛けられていました。「青山元より動かず。」という詩の対句になっているものです。
「青々とした山はどっしりと構えている。周囲にある雲が山に近づいてきて、風景を自ずと作り上げる。人の心も同じように、真理というものが一つなのに、ふわふわと動き回る。」という解釈でしょうか。

どなたが書かれたのかと調べておりました。私の大学の大先輩にあたる大森曹玄老師が書かれたもので恐縮するばかりです。
「ふわふわしていないで、どっしりとした心でいなさい。」と時を隔てて教えてくださるようです。

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