直心是道場

お寺の床の間に、「直心是道場(じきしんこれどうじょう)」という禅語の掛け軸があります。
「まっすぐな心であり続けることが修行の場である。」という解釈をしております。最近「やり抜く力」という題の本が売れているようですが、生まれつきの才能から、努力を続けることが能力の向上につながるという趣旨のようです。

この書を書かれた峰尾大休老師は、戦前に埼玉県の平林寺の僧堂を開かれて、後に臨済宗妙心寺派管長の管長を勤められました。最初のうちは禅語を読むことに苦悩されたようですが、まっすぐな心でやり抜かれたことが、この書から伝わってきます。

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