臥月眠雲

京都の妙心寺の塔頭寺院の長慶院の落慶法要と、先代住職の二十三回忌の法要にお参りさせていただきました。

こちらのお寺のご住職とは歳が近いこともあり親しくさせていただいております。11年前の高等布教講習会のおり、「臥月眠雲」という禅語を用いて法話を作成するお題を出されて、長慶院に駆け込み、出典の虚堂録という語録をコピーさせていただいたことがあります。

10年以上経って、お参りするご縁をいただいたことに感謝しております。
隣の席には、高等布教講習会でご一緒した馬場和尚さまがおられて、再会を喜んでおりました。

浄土真宗のお若い尼僧さんがおられて、ごあいさつをしていたら、住職塾でお世話になる三重県津市の中川さんの娘さんでした。

11年前の法話の発表では、「臥月眠雲とはこだわりの心を持っていては、縁を引き寄せることはできません。」と原稿に目を落としたままでした。
こだわりをなくすことはできませんが、不思議な仏縁に包まれていることに感謝しております。

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