馬酔木

暖かくなってきましたが、これからしばらくの間は、花粉症に悩む毎日になるのではないでしょうか。

季節の変わり目です。お身体にお気をつけください。

お寺の鐘楼の下には、あせびという植物が色づいております。

あせびは漢字に当てはめると、「馬酔木」と書きます。馬が酔うほどに、一面にきれいな花が咲いているということでしょうか。

万葉集に、「我が背子に 我が恋ふらくは  奥山の  馬酔木の花の  今盛りなり。」という歌があります。密かに秘める恋心を詠っているようです。それほどに人心を惑わす馬酔木の花なのです。

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