本堂で法事がありました。
昨年からのご縁のお宅で7人の参加がありました。

法要が終わってお帰りになる時、祖父の叙勲の賞状をご覧になり、由来を聞かれました。「祖父は大学の教養課程や高校や高専の教員をしていたんです。今から40年前に皇居で勲章を受けたことを誉れに思っていました。住職としてよりも教員の功績です。」とお答えしていました。

近くにある曾祖父の布教師の適任証は見向きもされませんでした。

この辺りでは、国立大学を卒業して学校の先生をしていた和尚さんの方が好かれるんです。他地域に行くと、布教師さんや声明師さんの免状をお持ちの和尚さんが尊ばれるのですから、不思議なものです。

子どもの頃は、祖父母に「あんたは岐阜大学に行けない。」と嘆かれました。晋山式を終えても、「ちゃんと定職に就きなさい。」と檀家さんや近所の和尚さんに叱られたものです。

こうやって忙しいお寺になっていくとは、予想しませんでした。

なぜこんなにお客さまがお越しになるのか、ご近所のお宅の方が不思議に思っておられます。自分のキャラクターで活動していくのみです。