「仏教抹殺」という本を読みました。
明治時代の初めに、廃仏毀釈という集団ヒステリーのような動きがありました。
政府は、「神社とお寺を切り離せ。」と下命したのが、巷ではお寺や仏像を破壊してしまうという動きになってしまったのです。
それまで力のあったお寺や僧侶に対する批判的な感情もあったのでしょう。
これが現代にも通ずるところがあって恐ろしい思いです。「お寺は税金がかからない。」「お坊さんはいい生活をしている。」という批判的な感情がマグマとなって、「お寺などはいらない。」という動きにもなりかねないと思います。
お寺の役割を考えて、仏様の教えでよき方向に導くことが大切ではないかと考えています。