道元禅師の教え

明後日の施餓鬼会でお出しするお斎(おとき  昼食)の食材の調達に、業務用スーパーまで買い出しにきました。
近くの大手スーパーに比べて、お買い得です。
住職になった頃は、このようなことは、母に任せておりました。

道元禅師が、中国に渡られたとき、お寺の典座(てんぞ 調理を担当する僧侶)を勤める壮年の和尚が、市場に買い出しに来られるところに遭遇しました。道元禅師は、「あなたのような古参の和尚がなさらずに、若い和尚に任せてはどうですか。」と問うと、「そのような考えは間違っている。どれだけ年を重ねても自分の責任でやりきるのが修行だよ。」と諭されました。

このような逸話をお聴きして、今さらながら、他人に任せきるのではなく自分の手を動かして、事を進めております。

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