大源寺の紋は、九曜紋です。
江戸時代の創建時にお世話になった、大垣藩の戸田家の家紋からいただいたものです。
水戸黄門が諸国を漫遊したという痛快なお話しがあります。漫遊記などは作り話ですが、葵の御紋はそれほど威厳あるものだったのでしょう。
お付きの助さんのモデルとなった佐々木助三郎こと佐々宗醇(さっさ むねあつ)は、もとは京都の妙心寺で修行していたお坊さんだったようです。ご老公こと徳川光圀に見出されて、お坊さんをやめて水戸藩にお勤めしていたようです。
檀家さんのお宅にある集合写真は昭和初期の頃のものですが、確かに九曜紋の幕が使用されています。
古くからの歴史を継承する九曜紋です。