先日の台風は、本堂にもチリやホコリを残して行きました。

明日はお客様がお越しになることもあり、夕食後に本堂の掃除を始めました。

 

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掃除をしていると、僧堂時代の先輩から電話がありました。「台風の被害は大丈夫だったかい。停電の影響はどうだい。」と気にかけてくださいました。

先輩のありがたみを感じています。

22年前に犬山市の瑞泉寺の本堂の掃除をしている時のことを思い出しました。ほうきの使い方や雑巾のかけ方を一から教えてくださいました。

手がかかる後輩でしたから、今でも無事に住職が勤まっているのか心配されているのかもしれません。

朝から雨が降って庭の樹木を濡らしています。1月前の酷暑が夢であったかのようです。

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台風の被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。

 

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こちらでは、暴風が過ぎ去り荷が降りた思いです。雨漏りなどの被害はなく安心しています。

 

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昨晩からの停電は先ほど復旧しました。

平穏無事であることのありがたみを感じます。

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59年前の伊勢湾台風の時、本堂が甚大な被害を受けたようです。繰り返すことのないように点検をしています。

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母が思いのままに活けた花です。

 

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来たる秋を感じるとともに、何か言いたげな雰囲気を醸し出しています。

「月刊住職」の最新号に私のインタビュー記事がありました。

 

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小さなお寺の住職として、身の丈に合ったお答えをさせていただきました。

住職の退職金という記事です。同じ時期に住職になった修行同期の和尚から、退職金積立のことを耳にしましたが、私には一生関係のないことと聞き流していました。

この頃、お寺の運営範囲が広がると、「私が動けない状態になったら、お寺はどうなるのか。」と不安になります。祖父は息子も孫もいて安泰のはずでしたが、息子に先立たれて失意と不安のうちに他界しました。

その事が繰り返されないためには、どうすればいいか。お寺と住職一家のくくりを分離することですが、制度化するのは難しいことです。

まずは、退職金制度を設けて、生前の余力あるうちに住職を引退する流れを作ることから始めようと考えています。

私が住職になった頃は、大変な思いをしました。幼な子を見て、「君が住職になるとしたら、同じ苦労はさせないよ。安心してできるように、仕組みを作っておくよ。」と心の中で語っています。

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今年の8月は本当に忙しかったです。おかげさまで無事に過ごせました。

 

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明日はお客様がおいでになり、会議があります。疲れた顔を見せないように前向きな姿勢でありたいです。