樹木葬墓地の杉苔は、いつも水を求めているようです。降り続く雨の中で、青々としてきました。

地元の仏教会の文化講演会があり、スタッフとして参加させていただきました。

 

 

8年ぶりの開催となる今回は、仏教漫才コンビのえしんりょうさんと、テレビ番組ぶっちゃけ寺に出演された、泰丘 良玄さんを講師にお迎えしました。

お二組のご高名を聞きつけて、600席ある会場は満席でした。

寺離れが進むこの時代に、お寺や仏教の魅力をお伝えくださり、仏教会一同感謝しております。

また、浄土真宗や臨済宗というしがらみでなかなか協調できなかった仏教会が一つにまとまることができました。

お寺を活性化する転換点になることを願っております。

 

大源寺だより第10号の校正をしています。何度も読み返すうちに、また修正箇所が見つかります。

「令月にして、気淑く風和らぐ。」と引用させていただきましたが、気良く心温まるようにお読みいただけるように、読み返しています。

梅雨の合間の晴れた日に、樹木葬墓地で納骨式がありました。

お墓のお仲間の一人になられました。

雨は等しく樹木葬墓地に降り注いでいます。

うちのお寺の寺報「大源寺だより」のゲラ刷りが出来上がってきました。

これから校正に入ります。

今回は、スランプに入ったようになかなか書けませんでしたが、ここまで来ました。記念すべき第10号まであと一歩のところにいます。

名古屋の栄にある政秀寺で、木村太邦老師の臨済録の講義を聴聞してきました。

 

 

今日は、臨済禅師がお弟子さんから、「正しいものの見方とはどういうものですか。」との質問に、お答えになる場面です。

「とらわれないことだ。」と繰り返し語られます。

このやり取りを言い表すことは、難しいことです。もう一度おさらいをして、講義録にまとめていきます。

木村老師に、「講義で説かれたことを、うちのお寺の新聞に引用させていただけませんか。」とお願いに上がったところ、快く承諾してくださいました。

お寺の境内が模様替えをしたかのように、夕暮れの空に包まれています。

炎天下の中で、樹木葬墓地の掃除をしていました。

杉苔の間にも草が生えてきます。煩悩のように、次から次へと出てくるものかと苦笑しながら取っていました。

尾張高野山の岩屋寺をお参りさせていただきました。凛とした伽藍で大くの参拝客がおられました。

ご住職の高い見識とご人徳が、引き寄せているようです。

 

 

名古屋へ行って、熱田神宮をお参りしました。こちらは行列ができるほどの人がいました。長い歴史と積み重ねた伝統があるからでしょう。

 

 

気分転換をして、いろんな縁を深めることになりました。

今ではきれいに整った本堂も、私が幼い頃は壁は剥がれて、地盤沈下で傾くなど悲惨な状態でした。

修復から20年経ちます。修復費用に、檀家さんや町内やご縁のある方が多く寄付してくださいました。

さて、今後維持していくにはどうすればいいのかと、誰もが疑問を抱きます。20年前と同じように寄付に依存していては、皆さんが逃げて行かれるでしょう。

経済基盤を整えて、ご負担を強いることなく、お寺の魅力を伝えていくことが、今後維持する上で大切であると思うのです。