松の木

玄関前の松の木が、お疲れ気味のようで、葉が茶色くなっていました。
庭師さんにお願いして、一日がかりで剪定をしてもらいました。

松の木は禅寺の象徴のようなものです。地味ながらも長くそびえる姿を保っていきたいと思いました。

夏日

夏日となりました。境内の樹木は水を欲しているようです。寺に住む者は水をまいています。

世間の喧騒から隠れて、大自然と一体となる樹木葬墓地です。

お参り

永代供養墓と納骨堂にお参りがありました。
故人への思いは変わらず、足を運んでくださいます。

掃き掃除

お寺に常駐するようになると、草や落ち葉が視界に入ってくるようになります。
快晴の空の下、門前の掃き掃除をしています。

白い花

鐘楼の周りを歩くと、白い花が咲いています。

 

日頃は視界に入ることが少ないのですが、すくすく育っている姿を見て安心しました。

 

見上げると梅の実がなっています。季節は変わらず進んでいます。

草取り

お寺の境内の北境の草取りをしていました。
これまでは垣根が壁となり、気に止めることもありませんでした。
垣根を払って出入りできるようになると、草が気になります。

腰をかがめて草を取り始めました。
ご近所の方が、「草はきりがないね。」と話していかれました。

修行僧の頃は、「なんでこんな面倒なことをする。」と思ったものですが、随分経ってから、そのありがたみがわかってきます。

祥月命日

祖父の三十三回の祥月命日に当たり、本堂にてお経を上げました。

 

祖父は東京大学を卒業して、教員を長く勤めて、晩年に皇居にて勲章をいただきました。
反面、住職としての寺院運営は、次世代に負担をかけるものが多くありました。

 

功績と不評とがあり、「あんたのおじいさんは立派だった。」と教員を務めた方から持ち上げられる反面、「あんたのおじいさんは、分不相応のことをした。」と教区長や本山の重役を務めた和尚さんから批判を受けたこともありました。

私が住職をして、多くのご縁をいただいているのは、祖父の残した有形無形の遺産があってのことです。
祖父の良かったところや評価されなかったことをよく分析して、今後の住職人生を活かしていこうと思います。

調える。

外出をすることが少なくなり、お寺の周囲をくまなく見ています。
お寺の境内を整えることが、自分の心を調えることになるのです。