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大般若祈祷会
71年前から成人の日に行う大般若祈祷会が無事に終わりました。
晴天の空のもと、午前11時から始まりました。うちのお寺の元の檀家世帯数は10数世帯でしたが、祖母が元気なうちは、ご近所の真宗の門徒さんがお参りくださいました。
世代交代が進むと、お参りくださる人数が減り、今回もどうなることかと心配していましたが、樹木葬墓地で新しくご縁のできた方が多数お参りくださいました。新しいご縁を手繰り寄せようとしてきたことが、ようやく実を結んだようです。。
法要は50分ほどで終わりました。大般若経第578と書かれた理趣分というお経を読み、お参りいただいた和尚さんには、600巻のお経を転読と言って、経本をパラパラとめくってお経を上げていただきました。
今年一年幸せでありますようにと、祈願させていただきました。
昔はストーブと火鉢で寒さをしのいでいましたが、エアコンがあり皆さんがゆったりとお参りくださり、私も安心して導師を務めておりました。
ご近所の瑞雲寺の大般若会にお参りしました。
こちらのご住職には幼少の頃からお世話になり、35年にわたってお参りしております。
控室に瑞雲という墨蹟がありました。静岡県三島市の龍澤寺の鈴木宗忠老師が書かれたものです。力強い墨蹟に圧倒されました。
明日の大般若会の準備をしております。
今回は調子が良く、年を重ねたのですが、スムーズに進んでいます。
横浜市から内野さんが応援に駆けつけてくれました。
大般若祈祷会
明後日に迫った大般若祈祷会の準備をしていました。
いつもは年末に準備をすることもありますが、年末に忙しくて手が回らず、お正月の支度をするだけで、大般若経の経箱を並べたり、戸帳をかけることは、期日に迫って行いました。
臨済宗のお寺では、戸帳を本堂の内陣の入り口にかけることが一般的ですが、うちのお寺は豊かではなかったので、昭和15年に本堂が建ってから昭和43年まで御簾(みす)をかけていました。
昭和43年に檀家さんの寄進で戸帳を新調しましたが、他のお寺のようにいつもかけておくのではなく、行事の時だけかける伝統が続いています。
今から13年前に御簾を新調してからも、普段は御簾をかけていて、戸帳と併用しています。
大般若会は昭和29年から行われるようになりました。当初は箱が桐だったのですが、虫に食われていまの物に代わりました。
その時に十六善神の掛け軸と大般若経600巻が新調されました。
経本の後ろには、檀家さんの菩提を弔うために戒名が書かれています。皆さんのご寄進があってできたことが伝わってきます。
準備をしていると、お墓参りのお客さまがお越しになりました。雪が残っている中お越しくださいました。花立をたくさん用意しているのですが、足りないので慌てて出て行きました。
皆さまとのご縁で成り立っていることを感じる一日でした。
神戸町内にある浄土真宗本願寺派の性顕寺の前のご住職がお亡くなりになったという報を受けて、神戸町仏教会の会長としてお悔やみに行ってきました。
こちらのお寺は町内でも指折りの浄土真宗の名刹で、重要文化財の鐘楼があり、大きな本堂や庫裡に圧倒されました。
玄関のドアホンを鳴らして、坊守さんに用向きをお伝えして、奥座敷まで案内してくださいました。
前のご住職の前で焼香して、阿弥陀さまのお軸の前でお経を上げました。
前坊守さんがお相手くださり、10分ほどお話ししました。前坊守さんは見識が深くゆっくりとお話しさせていただきました。
祖父母の頃は、こちらのお寺とのお付き合いはなかったと思いますが、お寺での仕事に専念していると、世間が広がっていきます。
見識を深めていかないと続かないと思います。
雪
昨晩からの雪は降りやんで、青空が広がってきました。
朝出かける時は、いつまで続くことかと心配しましたが、やれやれと言ったところです。
子どもの頃は、もっと雪が積もって、雪だるまを作ったものでした。
手紙
書棚を整理していたら、13年ほど前に池田町の安国寺の前のご住職からいただいたお手紙が出てきました。
こちらの和尚さんは、母校の大垣日大高校の教員をされていて、直接教わったことはありませんが、お世話になりました。
お亡くなりになった頃に、円覚寺の横田南嶺老師のお話しを聴くようになりましたが、安国寺の和尚さんは二代前の朝比奈宗源老師のもとで修行されて、先代の足立大進老師と修行同期であられたようです。
もう少しお話しを聴きたかったと、今更ながら思います。
昼間から冷たい風が吹いていましたが、とうとう雪が降り出しました。
明日の朝には、どれほど雪が積もっていることでしょうか。
母が愛知県一宮市なり小学校に勤務していた時、大垣駅までの5kmを歩いていったものです。
この辺りは、雪に弱い地域です。
納骨壇
本堂内の納骨壇がいっぱいになり、お客さまのご要望にお応えして、納骨壇を増設しました。
早くも3件の予約があり、驚いております。
お寺の信仰を深める宗教行為で、皆様にご支援いただけることを感謝しております。
行政に届け出をして、公明正大に周知していきたいところです。