「月刊住職」の最新号に私のインタビュー記事がありました。

 

045BC2D6-7148-44A0-878F-BF97220FD683

 

小さなお寺の住職として、身の丈に合ったお答えをさせていただきました。

住職の退職金という記事です。同じ時期に住職になった修行同期の和尚から、退職金積立のことを耳にしましたが、私には一生関係のないことと聞き流していました。

この頃、お寺の運営範囲が広がると、「私が動けない状態になったら、お寺はどうなるのか。」と不安になります。祖父は息子も孫もいて安泰のはずでしたが、息子に先立たれて失意と不安のうちに他界しました。

その事が繰り返されないためには、どうすればいいか。お寺と住職一家のくくりを分離することですが、制度化するのは難しいことです。

まずは、退職金制度を設けて、生前の余力あるうちに住職を引退する流れを作ることから始めようと考えています。

私が住職になった頃は、大変な思いをしました。幼な子を見て、「君が住職になるとしたら、同じ苦労はさせないよ。安心してできるように、仕組みを作っておくよ。」と心の中で語っています。

75B0DE08-F837-4048-8899-7C1938071E5A