八風吹けども動ぜず

「住職は教員なり公務員として、外に働きに出るべきである。」とは、戦後に農地解放で収入源をなくした農村部の小さなお寺の住職の宿命であったのでしょう。
祖父は東大を卒業したことを誉れとしていました。旧制中学 女子医専 高校 高専の国語の教員をしていました。

そんな面影を知るご高齢者からすると、「あの子(住職とも呼ばれません)は何をしている。遊んでいるのか。」と心配しておられるようです。
「八風吹けども動ぜず。」と言う禅語があります。どんなそしりや非難があろうとも、自分のやるべきことを尽くしていくことが大切であるのです。