寺院運営セミナー

京仏具の老舗である小堀さんと、寺院デザインさんが共同開催される「寺院運営セミナー」に参加してきました。今日の学びを大まかに言うと、仏教のおおもととなる教義と、地域や各家庭での弔いの習俗とは、必ずしも一致するものではないのです。私の経験で言えば、お盆参りに行くとき、地域や各家庭によって、お飾りが異なるのですが、模範例を押し付けることはできません。
これまでの流れを尊重しつつ、宗派の教義との調和を図っていくことが大切です。
これまでのお寺と檀家との関係性の変化のことへの問題提起がありました。「供養はしたいのだが、お寺との関係は重い。」という意見をいかに吸い上げていくかが大切なところです。

お寺なり僧侶は、広く世間に安心をもたらすことが重要な役割です。昨日 、河野太通老師にお聴きした「真っ白な心」、あるいは故松原哲明和尚さまにお聴きした「無生心」へ導いていくための、道路舗装の時期に来ているのだと思い、会場を後にしました。

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