築地本願寺

東京まで行き、築地本願寺へ行ってきました。


お寺の窓口が主催で、築地本願寺の副宗務長の木村共宏さんの講演をお聴きする会がありました。木村さんには未来の住職塾で講義を受けていますが、オンラインでお会いするばかりで、対面でお会いすることはなかったこともあり、ぜひ一度と思い、駆けつけました。
1時間半講義をお聴きしました。テンポよい飽きさせない語りで、学ばせていただきました。

お寺をめぐる環境は難しいとは、住職になった20数年前から言われてきました。うちのお寺は檀家が少なくて、周辺人口は少ないから、どうせ統廃合の対象になってお寺はつぶれると言われたものです。
この10年の間、お寺を活性化していこうと、納骨堂や樹木葬墓地を造成して、一定の成果を得てきたと思います。

これから継続していくには、どうしたらよいのか悩むところです。今後の環境を直視して、どう新しい成果へ持っていくのか考えることが必要であると思いました。

日頃、悩みがあっても、相談できる人が近くにいません。長期的視野で語る木村さんのお話しをお聴きして、明日からまた寺務に励もうと思います。

樹木葬の見学に来られた方には、自分の死後、葬儀や法事がどのように行われるのか知りたい人がおられます。

昔は、子どもや親戚が仕切っていたのですが、今はお寺が頼りにされるようです。葬儀も法事もこの本堂をお使いくださいと申し上げると、皆さんが安心されます。

当初では予想しなかった期待が、お寺に寄せられているのですね。

未来の住職塾NEXTをオンライン受講しました。
今日は松本塾長の講義で、いつもとは違い専門用語が次々と出てくるのではなく、一つの言葉をいろんな方面から深掘りして学びました。

「元気なお寺はたまたまのご縁に恵まれている。」と冒頭に出てきました。
先日、これまでご縁のなかったお家から葬儀のご依頼があり、後で同級生のお宅であったことを知りました。

たまたまのご縁がやってきたのは、これまでの活動が、どこかで伝わったからだと思います。

そのようなうちのお寺のことを思い浮かべながら、松本塾長の講義を聴いていました。

お寺の活動は、会社経営のような合理性も必要とされることもありますが、数字で表すことのできないご縁が大切です。
今日の講義は難しかったのですが、ご縁の大切さを改めて感じております。

納骨堂や樹木葬墓地を始めた頃、元々の檀家さんの声は冷ややかなものでした。
最近になって、檀家さんとの墓地契約が増えてきました。今日も樹木葬墓地に納骨したいという電話がありました。

先に新しい世帯からご縁があり、後に古くからの世帯のご縁がついてくるとは、不思議なご縁です。

夕暮れ時の掃除を終えたところです。
今日は、京都からお客さまがお越しになりました。ご遠方からうちのお寺を頼って来られるとはありがたいことです。
その後、樹木葬の見学がありました。割と近くからのお越しで、冗談を言いながら和やかに話しが進みました。

夜にもお仕事の電話が入りました。暇だった頃が懐かしいほどです。

皆さまのお越しがあって、活力が出てきます。