テレビを観ることはあまりありません。母が大河ドラマを観て、歌のようなお経が読まれていたというので、観ておりました。
観音経でした。「或漂流巨海 龍魚諸鬼難 念彼観音力 波浪不能没」というくだりが読まれていました。「大海に漂流して、龍や大きな魚が襲ってこようと、観音さまとお唱えすれば、波も引いて困難から逃れることができる。」という解釈をしております。
困難の時代を描いたドラマであるから、歌のような読み方で安心をもたらす演出がされたのかもしれません。
このドラマの主役の直虎の出家した龍潭寺は臨済宗妙心寺派のお寺です。敵側の今川義元は、青年期は「梅岳承芳」という名で妙心寺で修行していました。
不思議な縁に包まれているようです。