円成寺を後にしてから、隣接する御首神社をお参りさせていただきました。
こちらの神社の由来は、武家政治を目指して関東で挙兵した平将門の首が京都に運ばれてから、故郷恋しくなって関東へ戻ろうとしたところ、途中にあるこの地で安住されたという歴史にあるようです。怨霊を鎮めるために、御首神社が建立されました。
鳥居をくぐると厳かな空気に包まれていました。願い事をするのではなく、今生きていることを感謝する空間であるようです
「メイント・モリ」と言うラテン語を耳にすることが多くなりました。「いつか死ぬことを忘れるな。」と言う解釈ですが、「人生は限りがあるのだから、有意義に生きよ。」というメッセージであるようです。
平将門公が、「あんたも中年になったのだから、人生のゴールを見据えて生きなさい。」とおっしゃっているようでした。
帰り際に、厄年表を見つけました。今年は後厄に当たるようで、注意が必要です。「メイント・モリ」と唱えながら、後にしました。