如是我聞

ふと、大叔母のことを思い出して、電話をしました。

「お元気ですか。」とお尋ねすると、体調は優れないようですが、会話は以前と変わりません。

「うちのお寺の鐘楼を直すけど、おばあちゃんが大事なときに使うように言ったお金を、修復に充てていいですか。」というと快諾してくださいました。

わかっているようで理解していないものが人の心です。故人の心などは、都合よく解釈してしまいます。

近親の方の「如是我聞(私はこのように聞いた。)というエピソードがあるのは、今を生きるものの礎になります。

 

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