愛知県犬山市にある瑞泉寺の開山忌のお参りに行きました。日峰宗舜禅師の522年目の年忌法要に当たります。
寒波のため道路上が凍結しており、滑り込みの到着になりました。
法要の後の斎坐(昼食)で、修行を共にした同期の和尚と思い出話をしておりました。彼も20歳代で住職になり、20年ほどの住職人生を振り返っていました。
「20代では住職を勤めることは難しい。2年目3年目で仕事が慣れてきて、充分に勤まると思った。しかし、4年目5年目から予期せぬ壁が行先をさえぎった。」と共通の認識が出るのは旧知の仲であるからです。
「予期せぬ壁というものが、どんなものかを見極めて、『こんなものだったか。』かと思えるようになれば、長く勤めることができる。」と簡単なワークショップ(事例を基にする議論)をしておりました。
古くからの法要に参加して、今後の課題を語るのが修行仲間とは仏縁のおかげと思い、瑞泉寺を後にしました。