白隠禅師の足跡

去る10月5日に、東京の大手町にある日本経済新聞社の東京本社において、鎌倉の円覚寺の横田南嶺老師の講演会がありました。
旧友に聴聞をお願いして、レジュメ等の資料を送付していただきました。

資料を拝見させていただくと、白隠禅師の一生をつかむことができました。白隠禅師が幼い頃、地獄の説法を聴いて怖れおののくことが、仏門を志すきっかけとなり、多くの師をたよって悟りの境地へたどり着かれます。
悟ったことで満足せず、多くの民衆に法を説かれる姿に感銘いたしました。また修行の際に、挫折感のようなことがあったことに共感を覚えました。

白隠禅師の名前を存じ上げていても、詳細な生き方や足跡までは知りませんでした。友人からの報告書やレジュメを拝見して、理解を深めることができたことは、ありがたいことです。

老師の講演の前後に、坐禅指導があったようです。指導された和尚さんのお名前をお聴きして、ご縁のある方でした。
「あんたも顔が広くなったね。」と旧友からのメッセージに、「身体が痩せて、頭も顔も小さくなったけど、その分フットワークが軽くなって、白隠さんのように全国を飛び回っているのです。」とお答えしたところです。

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