滋賀県草津市でのお参りの後、思うところがあって石山寺に向かいました。
広い境内は桜が満開で、多くの人がお参りされていました。
今から1000年ほど前に、紫式部が源氏物語を書こうと、このお寺にこもって構想を練った歴史があります。私は「大源寺だより第8号」を書こうと練っておりました。
本堂の如意輪観音さまをお参りして、「いとやんごとなき際にはあらぬが、すぐれてときめき給うありけり。」という源氏物語の冒頭を思い出しました。
解釈は幾通りにもできます。「それほど美人というわけでもなく愛想がいいわけでもないが、どこか自分を引き寄せる魅力がある。」という勝手な解釈をしていました。
そういうわけで、格好つけることなく、素直に気持ちを書いて行くことから始めようと着想を得たところです。